同じ九州の大分県から「大分自然博物誌-ブンゴエンシスー」という当協会で毎年発行している「Nature of Kagoshima」と同じような趣旨の地方自然史の雑誌が創刊されました。
興味のある方は問い合せてみてはいかがでしょうか?
以下、大分自然博物誌編集委員会さまより。。。
昨今の日本では自然史を支える人材の高齢化のためか,自然史を記した地方学術誌が次々と廃刊に追いやられております。そんな時代ではありますが,大分県では有志により「大分自然博物誌-ブンゴエンシスー」という地方自然史の雑誌を創刊することになりました。
創刊の目的は,
1)大分県には自然史博物館も自然史系の大学もなく自然史情報を共有する場がないこと。
2)大分県にいつか自然史博物館ができることを夢見て,その礎を少しずつでもつくること。
3)大分の自然史研究の発展など。
であります。
まだ研究のレベルは高いとはいえませんが,単細胞生物,植物,昆虫,魚類,両生爬虫類,哺乳類など幅広い分類群を様々な視点で扱っております。
無料でお配りしたいところですが,この売上が次号印刷費の原資となりますので,500円で販売させていただいております。
購入ご希望の方は以下の問い合わせ先にご返信ください。
お支払い方法等を返信させていただきます。
何卒よろしくお願いいたします。
尚,本誌の目次は以下の通りです。
【原著論文】
・オオイタサンショウウオの産卵季節消長と産卵誘発要因
【論文・報告】
・大分県東国東郡姫島の淡水魚類相
・姫島における水生昆虫の分布記録(2014)
・黒岳山麓における樹上性哺乳類の生息状況
・大分県のコケ類-希少種の生育の状況 その1-
・大分県竹田市におけるスクミリンゴガイの分布状況
・高島におけるヤモリ類の記録
・深度合成写真撮影入門
【短報】
・大分市旦野原・住床におけるアライグマの初記録
・日出生台演習場周辺でダイコクコガネを採集
【活動報告】
・大分県九重町内のオオハンゴンソウ駆除の取組み
【大分自然環境研究発表会要旨】
・櫟木ダムのプランクトンについて―ボルボックスを中心に―
・落葉の多様性が土壌動物群集に与える影響
・大野川水系神原川におけるアマゴの自然再生産
・番匠川流域の魚類相について
・オオイタサンショウウオ幼生の生存率を規定する天敵生物の解明
問い合わせ先
〒870-1192 大分市旦野原700
大分大学教育福祉科学部永野研究室(気付)
大分自然博物誌編集委員会
Tel. & Fax. 097-554-7576(永野研究室)
メール ooita_nature@yahoo.co.jp
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