書籍紹介:「知林ヶ島物語 砂の道の向こう」 柳瀬良行著

「ここで大切なのは自然だけじゃないんだね。忘れないで大切に残していかなくちゃね!」
霧島錦江湾国立公園発足記念・第十管区海上保安本部設立50周年記念
「知林ヶ島物語(ちりんがじまものがたり) 砂の道の向こう」 柳瀬良行著
 日本文学館発行、文庫版、税込み630円
2012年9月1日配本
IBSN978-4-7765-3376-4
県庁内書店で、予約受け付けが始まりました。印刷部数が少ないので、書店にご予約いただくと確実に入手できます。9月1日以降は、web注文も可能になります。
(あらすじ)錦江湾口、指宿市の沖に、霧島錦江湾国立公園に含まれる無人島・知林が島がある。島は干潮時のみに現れる不思議な砂の道で岬とつながる。かつてその岬には海軍航空隊基地があった。今は平和で有名な観光地となり、その頃を思い出す人もいない。
 指宿自然保護官事務所のアクティブ・レンジャーに引率され、自然観察会に向かうエコクラブの子供たちとボランティアの人々がいた。そんな彼らを優しく見つめる目があった。 巡視船が島の沖に停船していた。奇妙な無電が受信されていた。命を守る人々がいた。やがて、風が、雨が、時空を超え忘れられない記憶を呼び起こす。
 豊かな自然は、かつて、若者たちに過酷な運命を強いた。昭和20年夏、知林ヶ島近くから水上飛行機最後の特別攻撃隊が発進する。
 それは波静かな錦江湾ゆえの、悲しく切ない、しかし決して忘れてはならない物語の始まりである。人には、命をかけても守るもの、決して忘れてはならないことが、きっとある。
◆知林ヶ島について:指宿市役所知林ヶ島HPhttp://www.city.ibusuki.lg.jp/chirin/main.htm)