平成23年度鹿児島県自然愛護協会研究発表会のお知らせ

平成23年度の鹿児島県自然愛護協会研究発表会を下記の通りに行います。会員外の方も参加できますので,ご自由にご参加ください。
日時:平成24年5月30日(水)19:30-20:30
場 所:鹿児島大学水産学部一号館大会議室(*下荒田キャンパス)駐車場あり
対 象:総会は会員のみ,研究発表会は一般聴講可です。
申 込:参加への事前申し込みの必要はありません。
口頭発表1:桜島大正噴火をくぐり抜けた鎮守の森

鹿児島県立埋蔵文化財センター 寺田 仁志

 桜島が離島でなくなった大正噴火は猛烈なものであった。黒神地区では集落の直近を溶岩が流れ,火山灰は家屋,耕作地を2m近く覆い,森は壊滅的なダメージを受けた。ところが,そこでは降灰に耐え,奇跡的によみがえた森がある。これは桜島唯一のシイ林で,鹿児島市城山にある森林とは相観は類似するが,種組成,林内構造とも大きく異なる。桜島鎮守の社である腹五社神社の社叢林について,大正噴火後100年の変遷を推定する。
口頭発表2:沖永良部島の鳥類について

中村 麻理子

 これまで島嶼別の鳥類の繁殖生態や季節の確認事例は少なくかつ断片的でした。そこで島嶼における鳥類の現状把握を目的に,奄美諸島の一部である沖永良部島において,2年間にわたり鳥類の生息状況を観察しました。その結果,繁殖鳥には絶滅危惧種も含まれ,その繁殖生態について詳細に観察することができました。また沖永良部島は渡り鳥にとって重要な移動経路であることが明らかになりました。今回は,沖永良部島における鳥類の生息状況について,生態写真を用い紹介します。
ポスター発表1:第12回特別展「錦江湾奥部と人とのかかわり」に向けて

鹿児島大学総合研究博物館 福元しげ子

 特別展「錦江湾奥部と人とのかかわり」では、錦江湾奥部海域およびその周辺域の地形・地質に照準を当て、自然の景観、自然の恵みとしての産物、動植物、農産物、水産資源を広く市民にわかりやすく紹介します。この展示を通じて、錦江湾奥部の自然は世界的にみても変化に富み多様で、海の環境と生物の種、サツマハオリムシ、ナミクダヒゲエビ、ユウレイボヤなどの珍しい生物が生息し、一方で金銀銅レアメタル等の鉱物資源が形成されつつある場所であることを知っていただきたいです。
ポスター発表2:かごしまクリーンアップキャンペーン2011報告

クリーンアップかごしま事務局 藤枝 繁

 かごしまクリーンアップキャンペーンでは,海岸清掃活動と併せて,漂着散乱ごみの調査を行っています。これまで13年間にのべ72,583人(うち調査参加者24,212人)が参加し,866,626個のごみを回収しました。2011年のキャンペーンには、9,853人が参加し,県内の40.7 kmの海岸および内陸から一つひとつ丁寧に拾い上げられたごみの総数は、39,005個,53,612袋,26.3トンにも達しました。